第4話:少しずつ戻ってきた「心の感覚」〜毎日の「整える」習慣〜
第1話から読んでくださっている方、ありがとうございます。
これまでの記事では、うつ病の真っ只中にいた頃の感情の欠如、
そして、そこからわずかに光が差し込んだ「小さな習慣」や「変化の兆し」についてお話ししてきました。
今回は、その「変化」が少しずつ積み重なって、日常の中に“感情”が戻りはじめた頃のことを綴ります。
ふと、「気持ちいい」と思えた朝
ある朝、なんでもない窓の外の景色を見ながら、
「今日は天気がいいな」と思った自分に、ふと驚きました。
それまでずっと、季節の移り変わりも、風の音も、心に響かなかったのに、
その日はほんのわずかに、気持ちが動いたんです。
「戻ってきたのかも」
そう感じたのは、涙が出るほど嬉しい感覚でした。
「心の回復」は、体からのアプローチも大きかった
今振り返ると、あの頃から少しずつ始めた習慣が、
確実に回復を後押ししてくれていたと感じます。
- 毎朝、短時間でも朝日を浴びるようにしたこと
- 腸内環境を意識して、発酵食品や食物繊維を取り入れたこと
- そして、サプリメントで不足していた栄養を補ったこと
この3つは、どれも「無理なく継続できた」からこそ、
自分にとっては大きな一歩でした。
自分を「整える」ことが、心を動かす
私が飲み始めたサプリの一つは、**睡眠の質を整える成分(GABAやテアニン)**が入ったもので、
寝つきの悪さや中途覚醒が続いていた頃には、本当に助けられました。
※私が実際に使っていたものはこちら →【睡眠サポートサプリの紹介リンク】
また、ビタミンB群や鉄分、亜鉛といった脳の神経伝達物質に関わる栄養素も意識して補ったことで、
日中のぼんやり感や気分の波が緩やかになった実感もありました。
「変わろう」としなくても、整えれば自然と変わっていく
うつ病からの回復には、劇的な変化よりも、
日々の「整える」という小さな積み重ねがとても大切だったと、今ならわかります。
だからこそ、これを読んでくださっている方にも、
「無理して変わろうとしなくても大丈夫ですよ」と伝えたい。
まずは、自分の身体に優しくすることから始めてみませんか?
次回予告
次回は、「誰かと関わることが怖くなくなった日」についてお話しします。
ほんのひとことのやりとりが、心に温度を灯してくれた出来事です。
孤独感の中にいたあの日々から、少しずつ抜け出していった記録を、また綴ります。