第9話:休んでもいいと思えたこと


第9話:休んでもいいと思えたこと

前回のおさらい

前回(第8話)では、「不安があっても眠れる日が増えたこと」について綴りました。

眠れない夜に焦らず、ただ目を閉じて休むだけでもいい──

そんなふうに自分を許せるようになったことは、心にとって大きな回復の一歩でした。

今回はさらに、

**「休むこと自体を肯定できるようになった経験」**について、

私自身の体験をもとに、お話ししていきます。


「休んではいけない」と思い込んでいた日々

うつ状態になったとき、

私は何よりもまず、**「休むことへの罪悪感」**に苦しみました。

  • 「みんな頑張っているのに、自分だけ休んでいいわけがない」
  • 「何もしない自分なんて、存在する価値がない」
  • 「怠け者だと思われたらどうしよう」

そんな思いが、頭の中をぐるぐると支配していました。

本当は心も体もボロボロで、

もう立っているのがやっとだったのに、

「休んだら負けだ」と自分を追い詰め続けていたのです。

結果、

無理に動こうとして、すぐにエネルギー切れを起こして、

自己嫌悪と絶望に沈む──

そんな悪循環を、何度も何度も繰り返していました。


「休んでもいい」と教えてくれた言葉

そんなとき、ふと手に取った本の中に、こんな一文がありました。

「休むことは、怠けることではない。

休むこともまた、前に進むための大切な行動だ。」

初めて読んだとき、

心に小さな波紋が広がったのを覚えています。

休むことは「後ろ向き」なことじゃない。

休むことは「進むために必要な準備」なんだ。

その言葉を、すぐには信じられませんでした。

でも、何度も何度も読み返していくうちに、

少しずつ、心の中に入り込んでいきました。


休む勇気を持った日

ある日、どうしても体が動かなかった日がありました。

これまでは無理にでも立ち上がろうとしていた私が、

その日は初めて、

「今日は休んでいい」と自分に許可を出しました。

  • ベッドの中で、ただ天井を眺める
  • ぼーっとしながら、ゆっくり呼吸する
  • 誰にも連絡せず、ただ静かに過ごす

最初は罪悪感でいっぱいでした。

「こんなことでいいのか」と自分を責める声も消えなかった。

でも、

時間が経つにつれて、少しずつ、

心がふわっと軽くなっていくのを感じたんです。

何もしなくても、

ここにいるだけでいい。

今は、それだけで十分なんだ。

そう思えたとき、

胸の奥にあった苦しさが、少しだけ溶けた気がしました。


休むことを肯定できたら、世界が変わった

それから私は、意識して「休む」時間を取るようにしました。

  • 疲れたら、無理せず横になる
  • 予定を詰め込みすぎない
  • 「休みたい」と感じたら、素直に休む

最初の頃は、まだ戸惑いもありました。

でも、少しずつ、少しずつ──

休んでも、自分は消えない。

休んでも、誰も怒らない。

休んだあとは、ちゃんとまた歩き出せる。

そんな当たり前のことに、

私はやっと気づくことができました。

そして何より、

休んだことで、

自分に優しくなれる時間が確実に増えたのです。


「休む」=「生きるための力」

うつを経験して心から思うのは、

休むことは、ぜんぜん悪いことじゃないということ。

むしろ、

生きるために必要な大切な力なんだということ。

疲れたら休む。

苦しくなったら立ち止まる。

また少し元気が出たら、歩き出す。

それでいい。

それで、ちゃんと生きていける。

今の私は、心からそう思っています。

もし今、休むことに罪悪感を感じている人がいるなら、

この言葉を届けたい。

「休んでいいよ。

あなたは、ちゃんと生きている。

それだけで、十分すごいことだから。」


次回予告

第10話:「小さな喜びを感じられる日が増えたこと」

ほんの些細なことでも「うれしい」と思えた瞬間。

生きる世界が少しだけ色づき始めた日々について、

次回は綴っていきます。


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🔗 第8話:不安があっても眠れる日が増えたこと


第8話:不安があっても眠れる日が増えたこと


第8話:不安があっても眠れる日が増えたこと

前回のおさらい

前回(第7話)では、「自分を否定しない日が増えたこと」について綴りました。

何もできない自分も受け入れて、少しずつ肩の力を抜くことができるようになったこと。

それは、私にとって小さな、でも確かな回復の兆しでした。

今回は、さらに一歩進んで──

**「不安があっても眠れる日が増えたこと」**について、

私自身のリアルな体験をもとにお話しします。


夜が来るのが怖かった

うつ状態が深刻だった頃、

夜が近づいてくると、決まって心がざわざわし始めました。

昼間は、まだどうにか気を紛らわせることができました。

テレビをつけたり、無理にスマホを眺めたり、

ただぼーっとして時間をやり過ごすこともできた。

でも、日が暮れると、

どこからともなく、圧倒的な孤独感が押し寄せてきたのです。

「今日も何もできなかった」

「こんな自分がこの先、生きていけるんだろうか」

「また眠れない夜が来る」

布団に入っても、全然落ち着かない。

目を閉じても、次々とネガティブな思考が浮かんできて、

気づけば心臓がドクドクと早鐘を打ち、

汗ばむ手のひらをギュッと握りしめていました。

時計を見るたびに、「また眠れない」と焦りが増す。

そんな夜を、何度も何度も経験しました。


「眠らなきゃ」と思うほど眠れなくなる地獄

「早く寝なきゃ」

「明日のためにちゃんと寝ないと」

そう思えば思うほど、逆に目が冴えていく。

脳だけがぐるぐると回り続け、

身体は疲れているのに、意識だけがいやに覚醒してしまう。

当時の私は、

眠れない自分を責めることで、さらに眠れなくなるという、最悪のスパイラルに陥っていました。

そして、そんな自分をまた責めてしまう──

「なんで普通のことができないんだろう」

「どうして眠ることすらできないんだろう」

まるで出口のない迷路を、

夜ごとさまよっているような感覚でした。


小さな工夫、小さな変化

そんな毎日を少しでも変えたくて、

私は「大きな変化」を求めるのをやめ、

小さな工夫を一つずつ試してみることにしました。

たとえば──

  • 夜9時以降はスマホを見ない(不安情報を遮断する)
  • 白湯を飲んで身体をあたためる
  • リラックスできる音楽や自然音を小さく流す
  • 「眠る」のではなく「休む」を目標にする
  • サプリを飲んでみる

    🔗飲んでいたサプリはこちら

これらを一度に完璧にやるのではなく、

「今日はこれだけやってみよう」と、

自分に優しく、小さなハードルを作っていきました。

最初のうちは、ほとんど変化は感じられませんでした。

眠れない日も、やっぱりたくさんありました。

でも、続けているうちに、

ふと「昨日より少し楽だったかも」と思える夜が増えていったのです。


眠れる日が「ゼロ」じゃなくなったことの大きさ

初めて、数時間まとまって眠れた夜。

目が覚めたとき、まだ暗い部屋の中で、私は静かに涙を流しました。

それはうれしさというより、

**「まだ自分は生きてるんだ」**という、

静かな実感でした。

眠れたことで、少しだけ体に力が戻る。

少しだけ心に余裕ができる。

  • 朝の空気が、少しだけ心地よく感じられる
  • ご飯を食べる気力が、ほんの少しだけ湧いてくる
  • 今日は短い散歩なら行けそうかな、と思える

そんな、ほんのわずかな「生きる力」が、

眠れるようになったことで、戻ってきたのです。


不安があっても、大丈夫になった

今でも、完璧にぐっすり眠れるわけではありません。

夜に不安になる日も、もちろんあります。

でも、今は焦らない。

「眠れなかったらどうしよう」と恐れない。

「目を閉じて休んでいるだけでも、体はちゃんと回復している」

「大丈夫。明日、また新しい一日が始まる」

そう自分に言い聞かせることで、

たとえ不安があっても、眠りを受け入れられるようになりました。

不安を完全に消すことはできない。

でも、不安を抱えたままでも、

前に進める方法を、自分なりに見つけることはできる。

今の私は、そう信じています。


次回予告

第9話:「休んでもいいと思えたこと」

ずっと走り続けなければならないと思っていた。

でも、「立ち止まることも、生きるために必要なこと」だと気づいた瞬間がありました。

次回は、休むことへの罪悪感と向き合った日々について綴ります。


←前話はこちら

🔗 第7話:自分を否定しない日が増えたこと


第7話:自分を否定しない日が増えたこと


第7話:自分を否定しない日が増えたこと

~「このままでもいい」と思えた瞬間~

第6話では、「笑える日が増えてきたこと」について書きました。

心が少しずつ柔らかくなって、何気ない会話やテレビの中に「楽しい」と思える瞬間が戻ってきた。

その変化が、これまでの暗い日々にひと筋の光を差し込んでくれたように感じました。

そして今回は、もう一歩進んで、「自分を否定しない日が増えたこと」について綴ってみたいと思います。


ずっと、自分のことが嫌いだった

うつが深かった頃、私は常に「なんでこんな自分なんだ」と思っていました。

・朝起きられない

・何も手につかない

・人と話すのが怖い

・心が動かない

そんな自分が情けなくて、恥ずかしくて、腹立たしくて、

毎日自分のことを責めるように生きていました。

「こんなの、俺じゃない」

「もっと頑張れよ」

「怠けてるだけだろ?」

心の中で、そんな言葉を何百回も自分に向けていたと思います。


「このままでもいいかも」と思えた朝

ある日の朝、なんとか起きて、洗面台で顔を洗っていたとき、

鏡に映った自分がふと、やつれて見えました。

でもそのとき、こう思ったんです。

「よくここまで来たな」

「今の自分も、それなりに頑張ってるじゃん」

それは突然の感情でした。

「もっと頑張らなきゃ」と言い続けてきた自分が、

はじめて自分に「おつかれ」と言ってくれたような、そんな感覚でした。


否定しないって、許すことじゃない

「自分を否定しない」って言うと、

なんだか甘やかしているように聞こえるかもしれません。

でも実際は、逆でした。

否定しないことで、ようやく冷静に「今の自分」を見つめられるようになった。

そうしたら、足りないところも、できないことも、少しずつ整理できてきたんです。

無理に背伸びするのではなく、

自分のペースでいいんだと、そう思えるようになってきました。


「自分でいい」と思えるための小さな工夫

私が少しずつ自己否定から抜け出せたのは、以下のような習慣があったからです:

  • SNSを1日だけ完全に見ない日をつくる
  • 「人と比べたくなる環境」から少し距離を置く
  • 一つでも「できたこと」をメモに書いておく
  • 朝に白湯を飲んで、深呼吸から始める
  • サプリメントなどで栄養のベースを支える(→ 実際に使っていたものはこちら)

特に「〇〇できた自分もOK」と、言葉にしてあげることは、心の整理にとても効果的でした。


自分と和解することから、すべてが始まった気がする

うつと向き合っていく中で、外の世界と向き合う前に、

まずは「自分」との関係を見直す必要があったんだと思います。

どんな自分も、否定せず受け止めてあげられるようになったとき、

ようやく「生きていてもいいのかもしれない」と思えるようになったのです。


次回予告

第8話:「不安があっても眠れる日が増えたこと」

心がざわざわしていた夜、眠るのが怖かった時期。

でも、小さな工夫や意識の変化で、「眠る」という行為が怖くなくなった日々。

次回は「眠れるようになったこと」について丁寧に綴ります。


🔙前話はこちら

👉 第6話:笑える日が増えたこと


第6話:笑える日が増えたこと


第6話:笑える日が増えたこと

~少しずつ戻ってきた「自分らしさ」~

第5話では、「誰かと関わることが怖くなくなった日」についてお話ししました。

ほんの少しの関わりから、他人と接することが”苦痛”ではなく”ぬくもり”に変わっていったこと。

その気づきが、回復への大きな転機となったことを綴りました。

今回は、その続きとして、心がさらに柔らかくなってきた「笑える日が増えたこと」について書いていきます。


「笑える」って、こんなにあたたかいことだったんだ

ある日、なんとなくYouTubeを開いて、昔好きだった動画を再生しました。

昔は声を出して笑っていたのに、うつになってからはずっと何も感じなかったその動画。

でも、その日は違いました。

気づいたら、ほんの少しだけ、声が漏れていた。

「ふっ」と笑えた自分に気づいたとき、

涙が出るほど嬉しかったんです。


楽しいことに、心が動くようになっていた

・朝の空気を吸って、「気持ちいいな」と思えたこと

・テレビの冗談に、自然と笑えたこと

・友人のLINEの返信が少しウケて、ひとりで笑ったこと

そういう瞬間が、以前よりもずっと増えていることに気づきました。

何も楽しくない。

何を見ても、誰といても、感情が動かない――そんな日々から、少しずつ離れつつある自分がいたのです。


無理に笑わなくていい。でも、笑えたら大事にして

「笑おう」とする必要はない。

笑顔でいることが正解じゃない。

でも、もしもふと笑えた瞬間があったら、

それは心が回復してきた証拠だと、私は信じたいです。


私にとっての回復のきっかけたち

笑えるようになった背景には、生活の中のちょっとした習慣がありました。

  • 朝カーテンを開けて光を浴びる
  • 外に出るのがつらい日は、ベランダに出て深呼吸
  • 夜はスマホを見ないで、静かな音楽を流す
  • 食事の時間に「温かい汁物」を一品添える

特に私は、神経を整える系のサプリメントを取り入れてから、

朝と夜の不調の波が少しだけ穏やかになったように感じました。


「笑える」ことはゴールじゃないけど、希望だった

笑ったからといって、すべてが治ったわけじゃありません。

翌日にまた落ち込む日もあるし、心がふさがる朝もあります。

それでも、

「また笑える日が来る」と知っているだけで、

不安の中にも、希望の種が芽を出す気がするのです。


次回予告

第7話:「自分を否定しない日が増えたこと」

うつの渦中で、私は常に「なんでこんな自分なんだ」と責め続けていました。

でも、ある日ふと「これでいいかも」と思えた瞬間があったんです。

次回はそんな“自分との付き合い方”について綴ります。


🔙前話はこちら

👉 第5話:誰かと関わることが怖くなくなった日


第5話:誰かと関わることが怖くなくなった日


第5話:誰かと関わることが怖くなくなった日

~ひとことが灯した、心の温度~

第1話から読んでくださっている方、ありがとうございます。

前回のお話では、「心の感覚が少しずつ戻ってきた日常」や「整える習慣」が、自分自身の回復を後押ししてくれたことについてお伝えしました。

今回は、もう一歩心の回復が進んだ「人との関わり」にまつわるお話です。

うつの真っ只中にいた頃、私は人と関わることがとても怖くて仕方がありませんでした。

誰かと話すことが、心を削るように感じていたのです。

でも、ある日を境に、その感覚に少しだけ変化が生まれました。


小さな「ひとこと」が、心の距離を縮めた

ある日、近所のスーパーでレジに並んでいたとき、

店員さんがふと、こんなことを言ってくれました。

「いつもありがとうございます。今日あったかいですね。」

ほんの何気ない一言でした。

でもその言葉に、不思議と心がふっと緩むような感覚がありました。

自分が”人として”見られている気がした。

それだけで、世界とのつながりを思い出せたのです。


関わることの怖さは、完全には消えない。でも…

その後も、急に社交的になれたわけではありません。

それでも、「人と関わってもいいかもしれない」と思える時間が、少しずつ増えていきました。

  • コンビニで「ありがとうございます」と自分から言えるようになったこと
  • 玄関前ですれ違った人に、小さく会釈できたこと
  • 友人からのLINEに「元気?」と返すだけでも、少し頑張れたこと

こんな小さな行動が、私の中ではとても大きな挑戦でした。


恐怖ではなく、ぬくもりを感じられるようになった

振り返れば、「誰かに迷惑をかけてはいけない」という思いが、

ずっと私の人間関係を重くしていたのかもしれません。

でも、あのスーパーのひとことをきっかけに、

「人は、誰かにとっての安心にもなれる」と気づきました。

「関わる=負担」ではなく、

「関わる=ぬくもり」でもある。

そう思えたあの日から、ほんの少しだけ、外の世界が優しく見えるようになったのです。


補足:関係づくりのきっかけになったもの

うつの回復期に私が意識していたことのひとつに、

**「共通のテーマを持つオンラインの場にだけ顔を出す」**という工夫があります。

リアルな場所よりも距離感を保ちやすく、

匿名性もあって話しやすい環境だったからです。

また、リラックスを促すサプリメントも、

人と関わる前の不安感を和らげる助けになりました。


「人と関わる勇気」は、自分を大切にするところから

うつの回復には、孤独との向き合い方も大きなテーマです。

でも、「誰かとつながることが怖くなくなる日」は、

ふとした拍子に、すぐそばまでやってきます。

まずは、自分の心に優しくすること

その先に、人との距離が自然と縮まっていく日が訪れると、私は思っています。


次回予告

次回は、『笑える日が増えたこと』についてお話しします。

ほんの小さな冗談や、ふとしたやりとりに、

自分でも驚くほど自然に笑えたあの瞬間。

「心から笑う」ことが戻ってきた日々を、

ゆっくり綴っていきます。


🔙前話はこちら

👉 第4話:少しずつ戻ってきた「心の感覚」~毎日の「整える」習慣~


第4話:少しずつ戻ってきた「心の感覚」〜毎日の「整える」習慣〜


第4話:少しずつ戻ってきた「心の感覚」〜毎日の「整える」習慣〜

第1話から読んでくださっている方、ありがとうございます。

これまでの記事では、うつ病の真っ只中にいた頃の感情の欠如、

そして、そこからわずかに光が差し込んだ「小さな習慣」や「変化の兆し」についてお話ししてきました。

今回は、その「変化」が少しずつ積み重なって、日常の中に“感情”が戻りはじめた頃のことを綴ります。


ふと、「気持ちいい」と思えた朝

ある朝、なんでもない窓の外の景色を見ながら、

「今日は天気がいいな」と思った自分に、ふと驚きました。

それまでずっと、季節の移り変わりも、風の音も、心に響かなかったのに、

その日はほんのわずかに、気持ちが動いたんです。

「戻ってきたのかも」

そう感じたのは、涙が出るほど嬉しい感覚でした。


「心の回復」は、体からのアプローチも大きかった

今振り返ると、あの頃から少しずつ始めた習慣が、

確実に回復を後押ししてくれていたと感じます。

  • 毎朝、短時間でも朝日を浴びるようにしたこと
  • 腸内環境を意識して、発酵食品や食物繊維を取り入れたこと
  • そして、サプリメントで不足していた栄養を補ったこと

この3つは、どれも「無理なく継続できた」からこそ、

自分にとっては大きな一歩でした。


自分を「整える」ことが、心を動かす

私が飲み始めたサプリの一つは、**睡眠の質を整える成分(GABAやテアニン)**が入ったもので、

寝つきの悪さや中途覚醒が続いていた頃には、本当に助けられました。

※私が実際に使っていたものはこちら →【睡眠サポートサプリの紹介リンク】

また、ビタミンB群や鉄分、亜鉛といった脳の神経伝達物質に関わる栄養素も意識して補ったことで、

日中のぼんやり感や気分の波が緩やかになった実感もありました。


「変わろう」としなくても、整えれば自然と変わっていく

うつ病からの回復には、劇的な変化よりも、

日々の「整える」という小さな積み重ねがとても大切だったと、今ならわかります。

だからこそ、これを読んでくださっている方にも、

「無理して変わろうとしなくても大丈夫ですよ」と伝えたい。

まずは、自分の身体に優しくすることから始めてみませんか?


次回予告

次回は、「誰かと関わることが怖くなくなった日」についてお話しします。

ほんのひとことのやりとりが、心に温度を灯してくれた出来事です。

孤独感の中にいたあの日々から、少しずつ抜け出していった記録を、また綴ります。


💡前話はこちら

👉 第3話:小さな変化が積み重なって、光が見えた


第3話:小さな変化が積み重なって、光が見えた日


🔵 第3話:「小さな変化が積み重なって、光が見えた日」


はじめに

「もう一生このままなんじゃないか」

そんな絶望を毎朝感じながら、僕は2年近くを過ごしていました。

感情はほとんど動かず、吐き気と倦怠感が一日中つきまとい、誰かと話していても“自分”がいないような感覚でした。

でもある日、ほんの小さな変化が積み重なったことで、「あれ、少し楽かも」と感じる瞬間がありました。

そのことを、今回は書きたいと思います。


起きているだけで疲れる、毎日がつらいだけだった

当時の僕は、文字通り「起きているだけで疲れる」状態でした。

起きた瞬間に「また今日も始まるのか…」と全身が重くなり、布団から出ることすら億劫でした。

お腹は空かないのに、ずっと気持ち悪くて、何も食べたくない。

音や光に敏感で、スマホの通知音にすらイライラしていました。

昼になっても何もできず、夜が来ても眠れない。

そんなループを繰り返していました。


きっかけは「何も変えなくていい」から始めたこと

心療内科の先生に言われた言葉があります。

「何かを“頑張って変えよう”としなくていい。

ただ、毎日同じ時間に起きて、同じ時間に寝るだけでいいんです。」

最初は「そんなことで変わるわけない」と思いました。

でも、「それだけでいい」と言ってもらえたことで少し気持ちが楽になり、朝のカーテンを開けることから始めてみました。


朝にカーテンを開けて日光を浴びた。それだけで

最初の一歩は「朝、カーテンを開ける」だけ。

本当にそれだけです。無理に外には出なくていい。顔も洗わなくていい。起きて、寝転がったままカーテンを開けるだけ。

すると、ある日ふと気づきました。

「今日、ちょっとだけ気分がましだな」

それが、僕にとって回復の第一歩でした。


続けたこと①:朝の白湯(さゆ)

次に始めたのは、朝に白湯を飲むことでした。

ただお湯を沸かして飲むだけ。食欲はなくても、白湯なら体にスッと入る。

飲みながら「今日も無理せず過ごそう」と自分に言い聞かせていました。

白湯を飲んでからは、胃の調子がほんの少しずつよくなって、昼食におにぎりを1つ食べられる日も出てきました。


続けたこと②:サプリを取り入れる

うつが続いている中で、栄養バランスも崩れていると感じていました。

食事がまともに取れない日も多く、ビタミンや鉄分などが不足していることは自分でもわかっていました。

そこで、ネットで「うつ サプリメント」「やる気が出ない 栄養」などと調べて、メンタルケアを目的にしたサプリを試してみました。

口コミやレビューも不安でしたが、「試してみる価値はあるかも」と思い、1種類からスタート。

劇的な効果はありませんでしたが、「何かを自分のために続けている」ことで、気持ちに少し張りが出たのを覚えています。

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続けたこと③:できなかった日を責めない

大切だったのは、「できなかった日を自分で責めない」こと。

カーテンを開けられなかった日、白湯を沸かす気力がなかった日もありました。

でも、「昨日はできた」「また明日やればいい」と考えるようにしました。

それが、回復には“波がある”ということを、自分で受け入れるきっかけにもなりました。


回復の兆しは、あとから気づくことが多い

うつ病は、回復している最中には「回復してる」と感じにくい病気です。

「昨日より少し楽」「朝起きた時の重さが減った気がする」

そういう小さな変化は、後から振り返って初めて“あれがきっかけだった”と気づくことが多いです。

僕にとっては、「朝に白湯を飲むこと」「日光を浴びること」「少しだけ体を動かすこと」

そうした積み重ねが、「もうちょっと生きてみようか」と思えるようになった理由でした。


🧭 前の話はこちら


✅ まとめ:自分にやさしくできる人が、少しずつ変われる

うつ病の回復には、「焦らない」「比べない」「責めない」ことが本当に大事です。

そして、ほんの小さな行動でも、きちんと続けることで自信になります。

このブログでは、僕が実際に体験したことをできるだけ丁寧に書いていきます。

誰か一人にでも、「読んでよかった」と思ってもらえたら、それが何よりの励みです。


🔗 次回予告(第4話)

「誰にも相談できなかった。だから一人で苦しんだ」

周囲の無理解や孤独の中で、自分の気持ちを押し殺していた頃の話をお届けします。


第2話:小さな習慣が変えた朝〜うつ回復への第一歩


🌿第2話:小さな習慣が変えた朝 〜うつの回復への第一歩〜

こんにちは。当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

前回は、私自身がうつ病の真っ只中で感じた心と体のつながりについて、ありのままの体験をお話ししました。

第1話はこちら:「うつで苦しんだからこそわかる、心と体のつながり」

今回は、その日々の中で「最初の小さな変化」につながった、ある習慣のお話をさせてください。


🌞 朝、太陽の光を浴びる。ただそれだけ。

うつ病の症状が強かった頃、私にとって「朝」という時間帯は特にしんどいものでした。

寝ていたいのに眠れず、起きても体が重く、何をする気力も出ない。毎朝、ただ無心で天井を見つめるだけの日々でした。

そんなとき、通院先の先生に言われた一言がきっかけでした。

「朝、カーテンを開けて太陽の光を浴びてみてください。たったそれだけで、脳のスイッチが切り替わることがありますよ。」

半信半疑ながら、翌朝、カーテンを開けて光を浴びてみました。

眩しさで目をしかめながらも、顔に当たる光にほんの少し、体の内側が動いた気がしたのを覚えています。


☕ 5分間のルーティンで心に「余白」が生まれた

次第に「朝はとりあえずカーテンを開けて白湯を飲む」という5分間のルーティンが定着しました。

何も考えずに光を浴び、ただぼーっとする。

不思議なことに、その時間が心にほんの少し余白をくれるようになったのです。

「今日はなにかしよう」と思える日が、週に1日から3日、そして5日へと増えていきました。


🍃 栄養の見直しも、心の安定に影響したかもしれません

朝起きた直後に軽く何かを食べる、あるいはビタミン系のサプリメントを摂ることも心がけるようになりました。

特にビタミンB群やマグネシウムは「脳のエネルギー」に関係すると言われており、体調の波が少し落ち着いた実感があります。

朝のだるさや夜の不安感に悩んでいた時期にあるサプリメントが支えになりました。

🔗 私が実際に使ったリズム系サプリはこちら

小さな行動の積み重ねが、確実に「いつもよりマシな日」を作ってくれたように思います。


✉️ 最後に:できることから、ひとつずつ

うつの回復は、劇的な変化ではなく、

ほんの小さな選択の連続でできていると私は感じています。

「今日は何もできなかった」日があっても、それは全く悪いことではありません。

ただ、1日1回、光を浴びるだけでも、自分のために“ひとつだけやった”ことになります。


📘 次回予告:小さな変化の話

次回は、「うつの時期と食事の関係」について、私の経験をもとにお話ししたいと思います。

体調が悪いときこそ食事はとても大切。でも、食べられない日だってある。そんな現実とどう向き合ってきたのか、ゆっくり綴っていきます。


📌【第1話はこちら】

うつで苦しんだからこそわかる、心と体のつながり

第1話:うつ病で苦しんだからこそわかる、心と体のつながり


「うつで苦しんだからこそわかる、心と体のつながり」

僕は、約2年間、うつ病に苦しみました。

本当に苦しかったです。一日中吐き気が続き、何も食べたくないし、何をしていても心が動かない。親友と笑っているはずの時間でさえ、心の中は真っ暗で、楽しいという感情が完全に死んでしまっていました。

ある日、何の前触れもなく涙があふれて止まらなくなりました。

「何がそんなに悲しいのか」自分でもわからないのに、心が叫んでいるのだけはわかった。

まさに、「生きているのがしんどい」そんな毎日でした。

食事もロクに摂らず、睡眠もバラバラ。体力も落ちて、風邪も引きやすくなりました。

だけど――

このどん底の時期を経て、僕は一つの大切なことに気づきました。


■ 「健康」と「メンタル」は分けられない

よく「心の病気だから精神的な問題」と言われがちだけど、実際はそうじゃない。

食事、睡眠、日光、運動、呼吸、そして小さな習慣。

心と体は表裏一体でつながっていて、どちらか一方だけを整えても、バランスは戻らない。

僕自身、少しずつ生活習慣を見直していくことで、心も体も少しずつ元気を取り戻せました。


■ 生活が変わったきっかけ【小さなことの積み重ね】

最初は本当に簡単なことからでした。

  • 朝起きたら窓を開けて日光を浴びる
  • 白湯を飲んで胃を起こす
  • 1日10分だけでも外に出て歩く
  • バランスの良い食事を意識する(少しずつでOK)
  • サプリメントで足りない栄養を補う

特に、ビタミンB群、マグネシウム、鉄、オメガ3などはメンタルに深く関わっていると知り、サプリも取り入れてみました。

※ただし、医師の指導のもと、自分に合うものを選ぶのが大切です。

これらのことを一つひとつ試しながら、

「自分を大事にする」という意識が、少しずつ、体にも心にも届き始めました。


■ 同じように苦しんでいるあなたへ

うつ病の真っただ中にいるときは、何をしても意味がないように感じると思います。

でも、ほんの少しだけでも体を整えることで、心が1ミリだけ軽くなる瞬間があります。

その1ミリを積み重ねていくと、1日が少しだけ楽になって、

その1日が3日になって、やがて「戻ってきた」と感じられる日がやってくる。

このブログでは、そんな「小さな前進」を後押しできるように、

僕自身が経験したこと、試して良かったこと、専門家の情報も含めて、発信していきます。


最後に伝えたいこと

僕はうつ病の辛さを知っているからこそ、

「心と体の両方を整えること」の大切さを強く実感しています。

今苦しんでいる人が、

このブログの中に「ひとつでも役に立つこと」が見つけられるように、

心を込めて記事を書いていきます。

あなたは一人じゃない。

そして、回復への道は、今この瞬間から始められるということを、忘れないでください。


📌 次回以降の記事では

  • 実際に使って良かったおすすめサプリ
  • 自律神経を整える呼吸法
  • メンタル回復に効いた朝の習慣 なども紹介していく予定です。

🌱 次回予告

次回の記事では、「うつから抜け出すきっかけになった小さな習慣」についてお話しします。

朝起きてすぐにやったこと、食べるようにしたもの、たった5分の変化…。

「それだけ?」と思うような些細なことが、僕の毎日を少しずつ変えていきました。

心と体のリズムを取り戻すための、リアルな一歩をお届けします。


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